ケーブルの「くしあみ」

慣例的な電線の色の並びの覚え方。

黒白赤緑黄茶青
く、し、あ、み、き、ちゃ、そ(空?)

とくに決まりはないみたいだけど、
「黒白赤緑黄茶青」までは共通かな。

続きは、入手しやすかったので「灰橙紫」
この辺からは各所様々。

プリント基板を自作しているので、
実際にはそれほどケーブルまみれになることもないけど。
この色の並びで配線すると何気に整理しやすい。

もともとFA業界の慣例だったとか。

FAとは
ファクトリーオートメーションの略
工場の自動化制御システムのこと

イベント業界は仮設が多いので、プラグ付きケーブルで機器同士を繋げる。

アナログ0-10V制御
使用しているXLR3Pinプラグの中も、
ピンの1番から順に「黒白赤」
1(黒)GND
2(白)0-10V制御
3(赤)Vcc

一般的に直流の色分けが(黒)GND、(赤)Vccだし、
並びにも整合性があって機器間での配線ミスも少なくなる。
乾電池でいうと(黒)マイナス、(赤)プラス。

あと、よく使う
DMX制御
RS485規格の照明用制御信号のケーブル
1(黒)GND,Shield,Screen
2(黒)Data-
3(白)Data+
4(赤)Data-
5(緑)Data+

1はケーブルの被覆下にあって信号ケーブルを包んでいるシールドと呼ばれる網の末端。
正しく配線すればノイズから守ってくれている。
会社のは全部、桶谷が作ってるが、透明の収縮チューブにしておけばと思うに至る。
2のテカテカしてる黒からが色並びの始まり。
黒と白、赤と緑がツイスト(2本一組で捻ってある)されており、
長距離伝送ノイズ対策になっているので何気に色順は大切。

ちなみに強電、電力供給配線でも似た彩り。
身近なところでは家庭のブレーカ近辺の引込み線。
通常、単相三線200Vで引き込んで100Vに分けている。
詳細は機会があったら。
色は「黒白赤」で、「緑」はアース線である。
(黒)Live,電圧側
(白)Neutral,接地側
(赤)Live,電圧側
(緑)Earth,アース
ちなみに「緑に黄のツイストカラー」はアース線以外に使われていない。はず。